2018年2月 特別講演会「第9回神奈川TOPセミナー」

日 時 2018年2月8日(木) 15:00~受付開始

会 場 ホテルニューグランド

◆基調講演

「第4次産業革命に立ち向かうデジタル変革とエコシステムが生み出す企業競争力」

株式会社フィリップス・ジャパン 代表取締役社長・堤 浩幸 氏

◆特別講演

人は変われる!27年の野球人生から見た「 リーダーシップと人財育成術」

元野球選手、スポーツコメンテーター・山﨑 武司 氏

◆懇 親 会 18:00~19:30

タワー3階 ペリー来航の間


 「第9回神奈川TOPセミナー」が8日、ホテルニューグランド(横浜市中区)で開かれた。フィリップス・ジャパン代表取締役社長の堤浩幸さんが講演。新たなビジネスモデルや価値の創造に向け、垣根を超えた“協業”を呼び掛けた。

 堤さんは超高齢化社会や世界の気候変動、デジタル化の進展、人工知能(AI)の活用などを説明。情報過多の中、物に満たされている一方、幸福感が薄まっているのではないかと指摘。「商品の数を多く売れば良いということから、いかに価値を客に認められるかに時代が変わっている。ネットでいつでもどこでもつながるようになり、ビジネスモデルの変革も求められている」と述べた。
 その上で、「新たな価値の創造に向け、(1社だけで未来を描かず)皆さんが一緒になって実現することが必要」と強調した。
 また、経営者に求められるリーダーシップとして、さまざまな観点から時には逆の視点に立って柔軟に物事を見ることや公平性を保つこと、「4倍速」で業務に取り組むことなどを挙げた。「激変の時代、スピードが一番大切。4倍速で取り組むには一人ではできない。チームの力が欠かせない」とアピールした。
 続いて中日ドラゴンズや東北楽天ゴールデンイーグルスなどで活躍した元プロ野球選手でスポーツコメンテーターの山﨑武司さんが講演。野球人生からみた人材育成やリーダーのあり方について語った。
 同セミナーは、県内に拠点を置く企業経営者向けの講演会と経営者間の交流の場として、富士ゼロックス神奈川と神奈川政経懇話会が共催。今回は約250人が出席した。

 

つつみ・ひろゆき 1962年、山梨県生まれ。85年慶應義塾大学理工学部を卒業後、NECに入社。2004年シスコシステムズに入社し、06年に取締役に就任。また、07年にはスタンフォード大学ビジネススクール修了。15年サムスン電子ジャパンCEO就任。17年、現職に就任した。
日本、米国、アジア、欧州のトップカンパニーにおいてグローバル・マネジメントを経験。常に極みをめざしチャレンジするスーパーポジティブ・エグゼクティブ。キーワードはコミュニケーション&コラボレーション、そしてスピード。ヘルステックNo.1カンパニーへ、4倍速でイノベーションをリードし続ける。

 

やまさき・たけし 1968年生まれ。愛知県知多市出身。84年愛知工業大学名電高等学校に入学。87年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団、2002年オリックス・ブルーウェーブに移籍。05年50年ぶりにプロ野球界に新規参入した東北楽天の創設メンバーとして加入。12年10年ぶりに古巣・中日ドラゴンズへ復帰。
豪快な風貌と性格、愛嬌のある笑顔から「ジャイアン」の呼び名で多くのファンに愛され、ベテランの枠に達しても第一線で活躍する姿は「サラリーマンの星」として支持された。2013年7月に現役引退を表明。セルフマネジメント、コミュニケーション等をテーマに講演活動も行っている。