2023年1月の定例講演会/「関東学院大学・関内進出への覚悟」/関東学院理事長/ 規矩 大義 氏

関東学院大学 横浜・関内キャンパス見学会

開 催 日 2023年1月12日(木)午後3時~

会   場 関東学院大学 横浜・関内キャンパス

講 演 会 午後3時~4時 9階901教室

講   師 関東学院理事長 規矩 大義 氏

演   題 「関東学院大学・関内進出への覚悟」

見 学 会 講演終了後40~50分間

 


 神奈川政経懇話会は12日、4月に開校する関東学院大の横浜・関内キャンパス(横浜市中区)で、1月定例講演会と見学会を開催した。「関東学院大学 関内進出の覚悟」と題し、学校法人関東学院の規矩大義理事長が講演。ホールなど市民利用施設を併設し、横浜の「知の交流拠点」を目指す同キャンパスについて、「まずは関内の家族となれるよう、地域との融合を図りたい」と強調した。
 規矩理事長は、若者が希望する学問は時代とともに変化するとし、「日本の将来を考え、『この研究は不必要』と言うべきではない」と説明。大学淘汰(とうた)の時代は学部を減らすのではなく、「大学の魅力を高めるしかない」と強調し、横浜市心部への進出は「勇気と覚悟と大義を持って決めた」と述べた。
 また、企業が多く立地する関内の地域特性を踏まえ、社会連携教育を拡充して学生が地域に出て学ぶことを重視したとも語り、「地域の課題解決に役立つことも出てくるかもしれない」と期待を示した。
 同キャンパスは、JR関内駅近くの地上17階建てで、法学部や経営学部などの学生約3300人が学ぶ予定。教室のほかホールやデジタル図書館、ブックカフェ、コワーキングスペースなどを設け、企業や市民に開かれた教育プログラムも提供する。市庁舎移転後の街の活性化に期待がかかっており、地域の飲食店の利用促進のため学生食堂を設けなかった。

 

 

きく・ひろよし 地盤防災工学を専門とし、地震による液状化現象など

を研究している。神奈川県大規模盛土造成地第二次スクリーニングに関する検討会座長、東京都防災会議地震部会委員、神奈川県公安委員等を務める。土木学会、地盤工学学会などに所属。
1993年九州工業大学大学院工学研究科修了。工学博士。横浜国立大学工学部建設学科助手、佐藤工業中央技術研究所土木研究部研究員、関東学院大学工学部社会環境システム学科教授、同工学部長、理工学部長(工学部長兼務)などを経て、2013年12月学長、17年12月同大防災・減災・復興学研究所長、21年4月学校法人関東学院理事長に就任した。

◆関東学院大学 横浜・関内キャンパス

横浜市教育文化センター跡に、社会とつながるキャンパスとして2023年春に開設予定。夜まで稼働するキャンパスは、学生だけでなく企業・自治体・市民などに開かれた教育プログラムを設置し、イノベーション拠点を目指す。また、社会に開かれたキャンパスとして、ホール、ギャラリー、ラウンジ、コワーキングスペース、ブックカフェなどの施設の市民開放も予定している。

移転予定の学部学科

  • 法学部 法学科、地域創生学科
  • 経営学部 経営学科
  • 人間共生学部 コミュニケーション学科

建 物

  • 地上17階、地下2階建て
  • 敷地面積 2,647.78平方メートル
  • 学生数 約3,300人

JR関内駅南口前(徒歩約2分)