2022年2月の定例講演会/政権運営の1年と今後/前内閣総理大臣/菅 義偉 氏

講 師 前内閣総理大臣 菅 義偉 氏

演 題 政権運営の1年と今後

日 時 2022年2月14日(月)午後1時30分~2時30分

会 場 ホテル、ニューグランド タワー館3F「ペリー来航の間」


 菅義偉前首相(衆院2区)は14日、横浜市中区のホテルニューグランドで開かれた神奈川政経懇話会の2月定例会で講演した。「2050年脱炭素社会宣言は1人で決断し発表した」と説明し、「議論が尽くされた課題を自ら判断して進めることが総理大臣の務めだ」と宰相論を説いた。
 菅氏は首相在任中を「せっかく総理になったのだから長年の課題や議論が終わった課題は進めていくことにしていた」と回顧。カーボンニュートラルを巡って「必要性は認識されていても役所も経済界も一歩を踏み出せない。総理として自分が宣言するしかないと考えた」と明かした。誰にも相談しなかった理由を「広まると潰されると思ったから」と振り返った。
 「コロナとの戦いは一進一退だが必ず勝ち抜く。政治の縦割り打破も進めたい」などと今後の抱負も述べた。
 定例会はソーシャルディスタンスなど新型コロナウイルス感染予防対策を徹底し会員限定で行い、県内の自治体首長や経営者ら約130人が参加した。

 

 

すが・よしひで 2020年9月の菅内閣発足以来、「国民の命と暮らしを守り抜く」との決意のもと、新型コロナ対策最優先で取り組まれました。ワクチンの「1日100万回接種」を達成し、感染者数の大幅減を実現しました。「国民にとっての当たり前」を実現したいとの思いで、様々な課題にも取り組まれた1年間と今後について語っていただく予定です。
衆議院議員(神奈川2区・当選8回)。1948年12月6日秋田県生まれ。横浜市議2期を経て、96年衆議院議員選挙で初当選。2006年9月、総務大臣に就任し、「ふるさと納税」を創設。12年12月、第2次安倍内閣の内閣官房長官に就任。19年4月1日に新元号「令和」を発表。20年9月から21年10月まで、自由民主党総裁、第99代内閣総理大臣。