2019年度事業計画

2019(平成31)年度事業計画

 はじめに 1966(昭和41)年4月19日に神奈川新聞社の一部門として誕生した神奈川政経懇話会は、1カ月後には設立53周年を迎えます。神奈川政経懇話会は全国の地方紙に設置されている政経懇話会では最も古く、その歴史に恥じぬよう2019年度も事業に取り組んでいく所存です。

 19年度は重要案件が目白押しの1年です。

 国内を見ますと、重要案件の筆頭は天皇の代替わりです。5月1日に新しい天皇が即位し、新元号が施行されます。10月1日には消費税率が8%から10%に増税される予定です。食料品などはそのまま8%となる軽減税率が導入されますが、2通りの税率が存在し混乱が予想されます。

 国内の政局に目を向けますと、来月は統一地方選、夏には参院選が実施されます。特に参院選は衆参同日選の可能性も取り沙汰されており、安倍1強に陰りが見えるきっかけになるのか、改憲議論が加速するきっかけになるのか目が離せません。6月には大阪でG20サミット(20カ国・地域首脳会談)、9月から11月にかけてはラグビーのワールドカップが開催され、準決勝と決勝は横浜で行われます。20年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの準備にもますます拍車がかかる1年になると思われます。一方で、改善の兆しが見えない日韓関係、対話の糸口すら見いだせない日朝関係など、不安材料も少なくありません。

 海外に目を転じますと、何をやるのか分からないトランプ米大統領の存在とそれに絡む米中貿易摩擦があり、英国の離脱に伴うEU危機も現実味を帯びております。米朝関係の先行きは不透明さを増し、南北関係も前進するのか後退するのか予断を許しません。先の読めない問題が山積しております。いずれも日本の政治や経済に直接影響するだけに無関心ではいられません。

 

 ▽会報の合併号発行について 毎月第2、4火曜日の2回発行している会報「政経かながわ」は、これから発行する3月27日号で通算2087号になります。誌面は、神奈川新聞社編集局幹部が輪番で執筆する「視点点描」、定例講演会の詳報、県内の景気動向を見る「神奈川景気データファイル」のほか、共同通信社から購入している政治、経済、文化各分野等の旬の情報、身近な話題の「くらし2019」、最新の技術や商品等を紹介する「企業最前線」などで構成されています。

 共同通信社では各新聞社の政経懇話会向けに「政経週報」を発行しています。神奈川政経懇話会では内容をPDFデータとして購入し「政経かながわ」に掲載していますが、共同通信社では19年度から5月と8月、年末年始の年3回、合併号を発行することを決めました。これは発行回数が減ることを意味しています。購入できるPDFデータも減り、編集作業に影響が心配されることから、神奈川政経懇話会としては共同通信社に合わせて合併号を発行することを考えております。

 ▽定例講演会 神奈川政経懇話会の事業の軸は、政治、経済、社会、文化、スポーツ、芸能など幅広い分野から講師を招いて開催する定例講演会です。繰り返しになりますが、2019年度は政治、経済、社会、スポーツ、海外情勢などさまざまな分野で目が離せない重要案件が続きます。日本も世界も混沌(こんとん)としております。神奈川政経懇話会では「時代を読む」を合言葉に、第一線で活躍する講師を招き、国内外の情勢を的確かつタイムリーに提供していく計画です。「こういう人の講演を聞きたい」という要望があれば、ぜひ事務局にお寄せください。

 2019年度第1回となる定例講演会は統一地方選後半戦終了翌日の4月22日、ロイヤルホールヨコハマで開きます。講師に国内政治、政党に詳しい政治評論家の有馬晴海さんを招き、「安倍1強と改憲議論」と題してお話しいただきます。統一地方選の結果分析と、それを受けて参院選を大胆に予想してもらう予定です。

 

 ▽公益事業 一般社団法人には公益事業の実施が義務付けられております。神奈川政経懇話会では公益事業として原則、夏と春の年2回、定例講演会に読者を無料招待しております。18年度は、実施時期が例年とは若干異なりましたが、8月に北朝鮮情勢に詳しい慶応義塾大学准教授の礒﨑敦仁(いそざき・あつひと)さん、11月にはプロデューサーの残間里江子(ざんま・りえこ)さんを講師に招き、講演会を実施しました。会員、読者を合わせて8月は85人、11月は77人に参加いただきました。今後とも、しかるべき講師を招き公益事業としての講演会を実施していきます。

 

 ▽会員動向 2018年度は会員数200社でスタートし、年度途中に3社(うち個人1) が入会しました。退会はなく、3月時点での会員数は203社となっております。ただし、3月に入り退会の申し出が3社あり、19年4月からは200社になることが見込まれております。全国の地方紙に設置されている政経懇話会でも会員の減少は課題となっております。神奈川政経懇話会は会費収入によって運営されております。19年度も定例講演会や会報など会員サービスの充実を図り会員増強につなげ、安定した事業実施を図ってまいります。