2019年10月の定例講演会/マスコミデビューしよう!―記者の視点で我が社をPR/神奈川県よろず支援拠点コーディネーター/ 浦川拓也 氏/神奈川新聞社統合編集局経済部長/ 吉田勝行 氏

日 時 2019年10月16日(水) 午後1時30分~3時

会 場 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ5階「柏」

講 師 神奈川県よろず支援拠点コーディネーター     浦川拓也 氏
    神奈川新聞社統合編集局経済部長            吉田勝行 氏


 公益社団法人・神奈川産業振興センターの県よろず支援拠点コーディネーターの浦川拓也氏=写真=と、神奈川新聞社統合編集局の吉田勝行経済部長が「マスコミデビューしよう!-記者の視点で我が社をPR」と題して講演。浦川氏は「プレスリリースは共感を生み出すツール。商品に関する情報だけリリースしても記者の共感は得られない」と話した。

講演要旨は次の通り。
【浦川氏】
 ▽うまく事業を進めるために必要なのは、「世の中にとって(1)面白い存在になって(2)上手に広報して(3)ファンをつくる」に尽きる。比重は(1)が95%くらい。商品やサービス、会社が面白い存在になれば記者は取材するし、それが世の中に伝われば共感を得られ、ファンができる。
 ▽面白い存在になるポイントは▽新規性▽優位性▽社会性▽意外性▽共感性-の五つ。このポイントで事業をどこかで切り取り、メディアに伝えるべき価値やメッセージを持つ企業になることが重要。メディアを最初のファンにすることだ。
 ▽プレスリリースは共感を生むためのツール。まず全社で共有したビジョンや目的があって、それを実現するために生まれた商品やサービスがあり、それを広く知ってもらうのがプレスリリースだ。こうしたことを言葉にせずに商品に関する情報だけリリースしても、記者からはなかなか共感を得られない。
【吉田部長】
 ▽取材するかどうかのポイントは、読者(消費者)が知りたいと思うか、それを知って役に立つかどうかだ。プレスリリースで発信しても取り上げられるとは限らないが、発信し続けることが大事。地域活性化のためにも積極的な情報提供をお願いしたい。